テエラノ

スタバとかでパソコン開いて仕事したい人生だった

腐女子が「おっさんずラブ」を厳しい目で見たネタバレ感想 最終話

 

こんにちは、腐女子歴25年のテエラです。

ついに迎えた最終回。

放映日の土曜日は朝から謎の胃痛に襲われ、胃薬を飲んで最終回に挑みました。

ネタバレ感想を書くのもこれで最後ということで、少し寂しいですが、いってみましょー!

 

 

一年の間にあったこと

前回の衝撃のラストから。
はるたんと部長と同棲することになったいきさつ。
~回想~
一年前へさかのぼる。
別れた後、牧くんとは仕事以外の会話をしなくなった。
廊下で牧くんを呼び止めても、会議を理由にかわされるはるたん。
荒れに荒れてるはるたん。

牧くん、そうきたか:;

前回の最後の、あの牧くんの渾身の「好きじゃない」を、そのままはるたんに信じ込ませようとしてるんだな。
あんなにバレバレの嘘だったのに、素直なはるたんはそのまま受け取っちゃったんだな…。

合コンに行って、酔いつぶれて寝坊して、寝癖だらけで遅刻する、堕落した生活に逆戻り。
そんなはるたんを気がかりな様子で見つめる牧くんと部長。
見かねて部長が家に来るようになり、月に一度が週に一度、三日に一度、そして気付けば一緒に暮らすように。

おい春田。

ちょっとそこに正座しようか^^メ

遅刻せず出社しているはるたん。
部長のおかげで少しずつ人間らしい生活を送れるようになっている。

はるたん(そして俺と牧については、ごく普通な元の先輩後輩に戻った)

営業所で、はるたんの失敗を笑いあうふたり。
だけどはるたんの見ていないところで物憂げな表情を浮かべてる牧くん。

ぅおおおおおおおい!!!!

ごく普通な!元の!先輩後輩に!戻ってねーーーーーーだろ!!!?!?!?

じゃあ何で牧くんがそんな切ない表情してんだよおおお!!!

気付けよ春田あああああ!!!!!

もうこのあたりで春田への怒りがピークを越え、ありとあらゆる感情が消え失せ死んだ目でドラマを視聴する私。

 

上海転勤の話が持ち上がる

はるたんに新規プロジェクトのメンバーとして打診がきていることを部長から伝えられる。
ただし拠点は上海。

はるたん「受けます」

秒で即答するはるたん。

来月、上海に転勤になることを牧くんに話すはるたん。

もうやめて…
普通の態度で牧くんと接するのやめて…
春田が呼吸するだけで牧くんが傷ついていくような気がしてしまうよ…

瀬川さんに、部長とはどうするのかと聞かれる。

瀬川さん「別れるの?」
はるたん「俺は部長とおつきあいをしているわけではないので」
瀬川さん「一緒に住んでるのにまさかのプラトニックー?」
主任「部長、早期退職するって噂があるぞ」

ひそかに動揺しているような牧くん。

プラトニック”という単語にめちゃくちゃ反応してる牧くん。
まあそうだわな。
やっぱりそこがひとつの大きな山だからな…。

お付き合いしてないっていうのにも驚いてたな。

言葉で態度でどれだけはるたんを遠ざけようとしても、心はまだはるたんに掴まれたままだね…。

はるたんが帰宅すると、テーブルの上に上海のガイドブックとゼクシィが置いてあるのを見つける。
二階からは中国語の練習をしてる部長の声。
はるたん(早期退職ってそういうこと!?)

早期退職=結婚の図式が頭の中で繋がったはるたん!
そうだぞ!
お前のそういう…そういうアレなところが、事態をここまで悪化させたんだぞ!!

はるたん(神様。人を愛するとはいったいどういうことなのでしょうか)

牧くん見ろよ!!!!

お前のすぐそばで、人を愛することを体現してる聖母がいるだろうが!!!!!
リモコン投げるぞ!!!!

 

プロポーズ大作戦

休日、ショッピングモールで買い物をしてるはるたんと部長。

やばい、牧くんと別れたからはるたんの私服がまた中学生センスに逆戻りしている…。
部長おしゃれなのに、ことはるたんに対しては盲目だからな…。

カフェで注文をしてると、突然店員さんがフリーズする。それをきっかけにBGMが鳴りだし、周囲の人たちが踊り出す。
フラッシュモブが始まって、はるたんが連れ出される。
戸惑いながらも楽しそうに踊るはるたん。
すると途中で姿を消していた部長が、早着替えしてメインステージの中央から登場!
このフラッシュモブの仕掛け人は部長でした。
はるたんの前にひざまづいて、婚約指輪を差し出す部長。
部長「僕と結婚してください!お願いします!」
はるたん、フラッシュモブたちに囲まれて、みんなの期待のこもった視線に晒されて、断れない雰囲気を感じてしまう。

お前ええええ~~~~~~そういう性格で今まで何回選択を誤ってきた~~~~~~!?!??!!?

はるたん「…僕なんかでよければ」

はるたん(おい!何言ってんだ!おい!!)

ほんとに何言ってんだ。

その場しのぎの優しさが相手にとってどれだけ残酷か、前に牧くんがちゃんと言ってくれたじゃん…。

結婚行進曲が鳴り響き、部長にハグされるはるたん。

はるたん(そしてこの出来事は翌日の朝礼でただちに報告された)

朝礼で…っ
その時の牧くんの心情を思うと…:;

っていうか冷静に考えて天空不動産の人間関係複雑すぎてヤバい。
元カレと今カレが同時に存在する空間って…。
そこで平静な顔繕って毎日働いてる牧くんハート強すぎるわ…私なら病む。

わんだほうでちずに報告。

はるたん「追いつかねぇ追いつかねぇ…っていうか同性で結婚ってできるの?」
ちず「式を挙げるのは自由じゃん?」
はるたん「あーっ」
鉄平兄「部長さんは愛に形がほしかったんじゃない?」
はるたん「形って何だよ~!」

お前がそうやって流されやすくて優柔不断だから、上海行く前に目に見える形の愛がほしかったんだろ…。

ちずとの帰り道。

はるたん「結婚ってさ……何?」
ちず「知らん」

まいまいと鉄平兄は付き合ってるらしい。

ちず好きw

バーで飲んでいるマロと蝶子さん。

マロ「好きすぎてやばいから結婚するんすよね?」
蝶子さん「マロは子供だね~」

めげずにまだ蝶子さんを口説いてるマロ。

マロ「部長、春田さんと結婚するっぽいっすよ」
蝶子さん「いいんじゃない。あの人にはちゃんと幸せになってほしいから」

マロ蝶まだ設定生きてた…!
マロのことだから一年後とかもう全く違う女性追いかけてたらどうしようかと思ってた~

はるたんと牧くん、お得意様のところを転勤前の挨拶に回っている。
はるたんの前ではほんとにちゃんと真面目でデキる後輩として振る舞っている牧くん。

残業してる牧くんのところに主任がやってくる。

主任「本当にいいのか。このまま春田を行かせてしまっていいのかってことだよ」
牧くん「俺には関係ないことなんで」

牧くんのその言葉に、牧くんの胸倉を掴んで壁に押し付ける主任。

壁ドンの勢いじゃなくてこれはもう壁ドコォ!

1カメ!2カメ!3カメ!であらゆる角度から見せていただける壁ドコォ!

牧くんの後頭部が心配になる勢いw

主任「お前がそうやっていつまでも春田と向き合わないから、俺はお前を諦めきれない。
   相手の幸せのためなら自分は引いてもいいとか、どっかのラブソングかよ」

主任「そんなきれいごとじゃねぇだろ、恋愛って」

呆然とする牧くん。

この言葉も重いし、主任のつらそうな表情が泣ける:;

きっとずっとスマートな恋愛をしてきたであろう主任が、牧くん相手には初めて必死になったんだろうなって感じ取れるシーンだった…。

はるたんにモーションかけてふたりの仲を混乱させようとしたり、はるたんに土下座したり、牧くんに強引に迫ったり。

フラれた相手にみっともなく追いすがってる姿は、プライドが高そうで神経質で几帳面な武川主任という人には似合わないように見える。
だけど、きれいごとばかり言ってられないほど、牧くんのことが好きになっちゃったんだろうな…。

手段なんて選べないぐらい、牧くんさえ戻ってきてくれたらいいって思ったんだろうね。
だからこの台詞は自分に向けてでもあるのかなと感じました:;

式場に打ち合わせにきてる部長とはるたん。

はるたん(俺の気持ちがまだそこまでウエルカムじゃないことを、部長にどう伝えたらいいのだろう)

はるたんははるたんで悩んでるのは分かるけどぉ~
多分部長はもう何もかも分かってるんだよぉ~:;

 

本当の気持ちは?

わんだほうでお祝いパーティー

はるたん「これがマリッジブルーか……」

まだ前向きじゃないはるたんは、カウンターでちずにぼやいています。

ちず「もういい加減ちゃんと応援させてよ」

部長の早期退職の話題になる。
部長がどう答えるか、気にしてる牧くん。

部長「迷ったんだけど、俺は東京に残ることにした」

はるたんも初耳。

もう、もう:;
多分このあたりから部長はいろいろなこと考え始めてたよね:;

盛り上がってるところを、先に帰る牧くん。
ちずが呼び止めて、帰り道、橋の上で会話。

牧くん「明日早いんですよ」
ちず「私まだ何も言ってないよ」

聞かれてもいないのに、先に帰る理由をたくさん並べたててしまった牧くん。

ちず「つらいんでしょ?ふたりを見てるのが」
牧くん「まさか。もう別れて一年ですよ」
ちず「私はつらかったよ」

いいなぁ、このふたり。
関係としてはライバルだけど、同じ人を好きになった同志でもあったんだよね。

牧くん「てっきりあのあと春田さんと付き合うのかと思ってました」
ちず「私もちょっとは思ってたんだけどね」

6話のちずの告白のあと、結局はるたんが何て言ったかのシーンはなかった。

ちずが、ちょっとは付き合うのかと思った、ってのは、抱き締められたからかな?

でもあのあと家に帰ってきたはるたんは、牧くんに別れを切り出されてめちゃくちゃショック受けてたから…。

やっぱりあそこは牧くんへの想いがあってこそだし、ちずからの告白はちゃんと断ったんだと予想。

牧くん「あー……、つれぇ……」

笑いながら、そうこぼす牧くん。

ちず「じゃあ何で別れた?」

ここのちずの声が優しくて:;

牧くん「好きだから。
    本当に好きな人には幸せになってもらいたいじゃないですか。
    家族のこととか世間の目とかいろんなこと考えたら巻き込むのが怖くなったんです」

うわあああああ~~~~~ん!!!!
やっぱり春田母爆撃は効いたよね:;

この理由、ほんと腐女子はひゃくまんかい読んで育ってきたはずなのに、これほどまで切なく感じたのは初めてだよ~~~~~!!

ちず「すごいね」
牧くん「いや、結局自分が傷つく前に逃げただけですね。
    そんないい奴じゃないですから、俺」

また自己評価が地中に埋まっていく牧くんェ…:;

橋の上、柵に駆け寄って叫ぶ牧くん。

牧くん「春田~!もう!!っていうか何で部長なんだよ!!
    ってか結婚って何だよ!!
    押しに弱すぎだろバカ!!」
牧くん「ちずさんも何か言ったら?」
ちず「お前のことなんか忘れてやるからな!
   この超絶鈍感野郎!
   足長すぎるんだよ春田のくせにー!」
牧くん「謎のいい体ー!」
ちず「いつ鍛えてんだよー!」
牧くん「泣いて帰ってきても知らないからなー!!」
ちず「向こうでくたばれアホー!」

好き勝手叫びまくって、すっきりしたように笑うふたり。

なんかこのシーンが、ふたりともまだはるたんのことを好きなのがすごく伝わってくるよね。

腹が立つのに、悪態つこうとしても好きなところが出てきちゃう、あの恋愛のどうしようもなさ。

自分では好きっていう気持ちをどうにもできない、あの感じだよ~。

 

そしてはるたんの謎のいい体については多分視聴者全員が思ってたから…。

実家でぐうたら過ごしてるやつの体じぇねぇぞ…あの肉体美。

ちず「ねえ牧くん、最後にちゃんと伝えた方がいいよ、春田に。
   今でも好きだって。
   牧くんには絶対後悔して欲しくない」

複雑そうな表情で、何も言わない牧くん。

わんだほうではまだ飲み会が続いています。
座敷で寝ちゃってる部長。
カウンターでは主任とはるたんが会話。

主任「まだ、牧の心の中にはお前がいる」
はるたん「俺があいつにフラれたんすよ」

はるたんの言い方からすれば、本当に牧くんに嫌われたと思ってる感じだね。

主任「お前のことを考えてな。そういうやつなんだよ、あいつは」
はるたん「いやいやいや、そんな今さら」
主任「正直部長のことはどうなんだよ。好きなのか?」
はるたん「え?はい。え?好きですよ。なんすか」

少し動揺したようなはるたんの表情と声。

実は起きていて、ふたりの会話を聞いてる部長。

自宅で、ウエディングボード作ってるはるたん。
冷蔵庫に何かを取りに立ったところでメッセージ受信。

『明日話がしたいです。夜7時に海港公園で待ってます。牧』

冷蔵庫閉めたはずみにメモが落ちる。
昔、牧くんが書いた付箋“春田さん用晩ごはんカレー”を、拾い上げてじっと見てるはるたん。

ここさぁ。
部長と同棲してるのに、冷蔵庫に付箋貼ったままだったの?って不思議に思ってよく見たら、冷蔵庫にかかってるホワイトボードの裏側から付箋落ちてきてるのね。

昔牧くんが使ってて、その上にホワイドボードを貼ったことで忘れ去られてたのか、もしくは牧くんへの未練からはるたんが部長の目に留まらないところに置いておいたのか、とか想像すると…どっちにしてもつらいんだけど:;

“春田さん用晩ごはんカレー”と言えば、2話で牧くんとケンカしてひとりで帰った家で作り置きのカレーを食べたはるたんが、うめぇ…ってなって夜の街を牧くん探して走り回る、あのカレーですね…。

あのカレーには、ケンカする前の朝のうちに牧くんが作っておいたもので、夜のケンカした後に食べることで、ゲイだからって下心があったんじゃないかと牧くんを責めてしまったはるたんに、牧くんの純粋な優しさが沁みるという役割があったわけですが…まさか最終話にも活きてくるとは…!!

もうほんとどんな視点から切り込んでも脚本が最高だし、芸が細かい!!

 

すれ違うふたり

翌日、営業所。
春田が春太だと思ってたマロとじゃれてケンカしてると、はるたんに至急の呼び出しがかかる。
スマホを忘れていくはるたん。
仕事が一段落着いたのは6時半。
牧くんのところへ向かおうとしているはるたんの前に、倒れているおばあちゃんが!
そこで初めて携帯を持っていないことに気付くはるたん。
営業所では、はるたんのスマホに牧くんから着信が。
それを見ている部長。
海港公園ではるたんを待っている牧くん。

ここの牧くんめちゃくちゃ美人…。

19:40。
まだ病院にいるはるたん。
息子さんと連絡がつかないらしい。
時刻は22:10。まだ待っている牧くん。
病院に息子さんが到着する。
連絡先を…という申し出を断って、必死に走って牧くんのところに向かうはるたん。
自宅ではウエディングボードを見つめている部長。
ふっと、諦めたような微笑みを浮かべています。
海港公園に駆け付けたけれど、牧くんはいません。
立ちすくむはるたんの後ろ、すぐそばを帰って行く牧くんの姿。
しかしはるたんは気付けませんでした。

春田~~~~~~~!!!

うしろ~~~~~~~!!!!

と、全国の視聴者が叫んだことでしょう…。

ここで会えたら、牧くんは本当の気持ちをはるたんに伝えるつもりだったんだろうか。
ちずや主任の言葉を受けて、最後の決意をしてたのかもなぁ…。

だけど、はるたんが来てくれなかったら、それが答えだと思おうと決めてたのかな。
はるたんは自分じゃなくて部長を選んだって。

家に帰ると、テーブルに部長からの手紙が置いてある。
『もうこうしてはるたんと呼ぶのは今日が最後かもしれません。
なぜなら明日から気持ちの上では春田武蔵。すなわち私もはるたんだからです。
いや、名前のことはこの際置いておきましょう。
はるたんのまっすぐでバカで優しくて嘘がなくてバカでかわいくてよく食べてバカでかっこいいところが大好きです』
はるたん「えっ“バカ”多いな」

これ、手紙が一瞬映るけど、本当はもっと長文っぽいね。

そして、部長がはるたんの好きなところを書いてるけど、9個なんだよね:;
この数に意味はあるのだろうか。

中身にいたっては、はるたんのダメなところは『バカ』の1個だけだしね…。

出会ってすぐの頃にはるたんのダメなところを10個すらすら言えた牧くんとの対比になってるのかなぁなんて思ったり。

『はるたんのおかげで公私ともにとても充実した一年になりました。
はるたんが大好きです。ずっとずっと大好きです。
そして最後に。
君に会えてよかった』

はるたん「“君に会えてよかった”…」

はるたんは誰のことを考えた?

 

いよいよ結婚式当日

式の当日。
はるたんと部長はタキシード姿。
緊張してるはるたんに、ぎゅってしようか?と言う部長。
ぎゅってしてぽんぽんしてもらうはるたん。

部長「式は二人きりだから。リラックス」

このシーンだけ見るとすごく心が温まるなぁ。

少し思ったのは、春田父はどこにいるの?
離婚したか、もしくは単身赴任か、少なくとも今現在一緒には住んでないよね。
そしてひとりっこのはるたん。

そういう境遇を思うと、もしかしてはるたんは年上の男性の愛に飢えてたのかなあとか思ったりした。
父親とか、お兄さん的存在とか、そういう人に甘えてホッとしたい気持ちがどこかにあるのかもという100%勝手な妄想。

扉が開いて、バージンロードを歩くふたり。

神父さんの「誓いますか?」の問いかけに、

部長「誓いまーす!(大声)」

隣のはるたんの声をかき消すほどの大声で言う部長。

所見では部長勢いいいなwとか笑ったけど、この後の部長の台詞を聞いてからこのシーンを見ると、もしかして神様の前ではるたんが嘘をつかないように、はるたんの「誓います」をかき消したんじゃないかって…うう:;

もしくは、はるたんとどうなろうが、自分の気持ちとして神様に誓ったのかなって…うう:;

神父「それでは近いのキスをお願いいたします」
はるたん「えっ?」

向き合うふたり。

その時なぜか、牧くんとのキスを思い出すはるたん。

風呂場での突然のキス、ケンカの後に牧くんがおでこにしてくれたキス、短い交際期間の間に少し強引にされたキス。

それをきっかけに、牧くんとのいろんな思い出が頭をめぐりだす。
どの思い出の牧くんも笑顔だったけど、一番最後の思い出は別れ話の時の泣き顔。
どうしてここで牧くんを思い出してしまうのか、理解できないといった感じで呆然とするはるたん。

牧モンペとしてはいつも牧くんの笑顔が少ないなぁって感じてたけど、牧くんこんなに幸せそうにいっぱい笑ってたんだね:;

そんな楽しい思い出の最後が、あの泣き顔で途切れたままなんだね…。

部長「はるたん。神様の前で嘘はつけないね」
はるたん「えっ……?」

神父さまに退席してもらう部長。

部長「本気じゃないキスをされても俺は嬉しくない」
はるたん「部長……。あれ?俺……あれ?俺……」

自分の感情に戸惑って、首を傾げるはるたん。
だけど本当の気持ちに気付いたのか、どんどん涙声になっていきます。

部長「いいんだ。分かってた」
はるたん「ごめんなさい……ごめんなさい……!」

はるたんは子供みたいに泣きながら、部長に謝ります。

部長「行きなさい」
はるたん「えっ?」
部長「牧は今日から休暇を取ってしばらく旅に出るそうだ。まだ間に合う。行きなさい」
はるたん「いや、だってこれから……」
部長「安心しろ。披露宴はとっくにキャンセルした」
はるたん「えっ?」

ウワーーーーーーー部長ーーーーーーー!!!!

部長「何年お前の上司やってると思ってるんだ。春田!」

ここからはもう、恋人じゃなくて、上司の表情、口調で、はるたんに檄を飛ばす部長。

部長「春田ーーーー!!行けぇーーーー!!」
はるたん「……はい!!」

部長の渾身の後押しに何とか頷いたけれど、嗚咽が止まらずなかなか足を動かせないはるたん。
だけど、自分を奮い立たせてバージンロードを戻ります。
見送る部長は涙をこらえているような表情。

部長の大声が、自分を泣いてしまいそうなのを振り払ってるようで、もうほんとに:;

はるたん(っていうか、どこにいるんだよ、牧!)

走っているうちに靴が壊れて、片方の靴を手に持ったまま走り続けるはるたん。

こ、これは…
よくある、花嫁が結婚式場を抜けて駆け出すけど、ハイヒールでうまく走れず、それを手に持って走るやつーーーー!!!!

まさかはるたんがやってくれるとは…!?!???!!!!

なんだこのドラマ!?!?!?!(今さら)

はるたん(俺は今さら牧と会って何を言えばいいんだ)
披露宴の待合い室では、関係者の人たちが待っていました。

えっ…ちょっと待って披露宴キャンセルしてなかった…してなかった…!!

部長「みなさん、ごめんなさい。フラれちゃった!あっはっはっはっは」
蝶子さん「もう……バカね」

蝶子さんが部長に抱きついたのをきっかけに、職場のみんなが部長に駆け寄って抱きつきます。

ここでマロが蝶子さんに抱きつきにいってるのが素直で笑うw

牧くんを探して走り回り、へとへとになっているはるたん。
ついに反対車線の歩道に牧くんを見つけます。

はるたん「牧!牧牧!牧!」

はるたんに気付き、驚いている牧くん。

はるたん「俺さぁー!俺……、牧が好きだあああーっ!」
牧くん「はあ……?」

距離がもどかしそうにばたばたと暴れるはるたん。

はるたん「ちょっと待っててーーーー!!」

走って牧くん側の歩道にやって来るはるたん。

ここ、何気ないシーンだけどぐっと来た。

牧くんのいる側に、いとも簡単に来ちゃうはるたんっていう暗喩のように思えて…:;

結構広い車道で、交通量もすごくて、そのせいでなかなか牧くんに声も届かなくて、気持ちも伝わらなくてもどかしくて、その壁を、ぎゃあぎゃあ言いながらひょいっと超えて、牧くんの側に来ちゃうはるたん…。

牧くんからは大きくて高い壁、絶対に飛び越えられないって諦めてた溝みたいなものが、はるたんにとってはたいした障害じゃなくて、ちょっと待っててー!って言ってひょっこり跨げるような、そんな印象を受けた:;

はるたん「俺さ、あの……、」
牧くん「俺といたら春田さんは幸せになれませんよ」

牧くんは泣き出しそうな表情でそう言います。

はるたん「だからさ!お前はいっつもさ、そうやって勝手に決めんなよ!」

キレ気味に怒鳴るはるたんに、牧くんの表情が崩れます。

はるたん「俺は、お前とずっと一緒にいたい!
     
だから…!俺と、結婚してくださぁぁーい!」

絶叫して、牧くんに抱きつくはるたん。
声を漏らして泣き出す牧くん、おそるおそるはるたんの背中に手をまわします。

牧くん「ただいま!」
はるたん「おかえり!」

春田~~~~!!!よく言ったよ、春田創一~~~~~~!!!

ひゃくてんまんてんの告白だよ~~~~~~!!!!

牧くんがどう思ってるかなんて知らない、「自分が」牧くんを好きで、「自分が」牧くんと一緒にいたいから、っていう:;

今まで周囲に流され続けてきたはるたんが、やっと自分の本当の気持ちを牧くんにぶつけたんだよー!

泣いて帰ってきても知らないからなって川に向かって叫んでたのに、
ほんとにはるたんが泣いて帰ってきたら、おかえりって言って抱き締めてあげるんだよ牧くんは:;

 

はあ…ここの、青空を背景に強く抱き締め合うふたりの姿が美しすぎて、絵画にして家に飾っておきたい気分…。

 

結婚してくださいの後のハグの時、「嘘…」っていう音声が入ってる?ってネットで見かけて何度も確認してみたけど、確かに吐息みたいなものは聞こえるけど、「嘘」って言ってるかどうかははっきりしませんでした。みなさんは聞こえた?

 

それぞれの恋

一ヶ月後、上海に発つはるたんは、営業所のみんなに挨拶をしています。
部長は牧くんに歩み寄って、肩にぽんを手を置きます。
はにかんだ表情で、部長に一礼する牧くん。

ここは意外と直接対決は2話のキャットファイト以外なかったですね。
あのインパクトがすごいw
はるたんを挟んで意識しあってたふたりも、やっぱり同じ人を愛した同志なんだよね。

最終的にはるたんが選んだのは牧くんで、そしたらもう部長は牧くんに全てを任せるしかない。
不思議な絆が生まれたんだろうなっていうシーン…。

はるたん「部長、今まで大変お世話になりました」
部長「向こうでの活躍、期待してるぞ。頑張れよ!」

バシッと叩かれて、持っていた書類を落とすはるたん。
一話の時のように、ふたりで書類を拾う。
だけど、もう以前のように部長の手がはるたんの手に触れることはありませんでした。
何かを言いたげな部長は、結局何も言いませんでした。

部長「じゃあな」
はるたん「はい」

その場から立ち去っていく部長。

ここ、後ろでさりげなくマロが泣いてて、マロほんといいやつだなw

屋上で、主任と部長の会話。

主任「部長はもう吹っ切れたんですか」
部長「いい思い出になるにはもう少し時間がかかるだろうな。
   でもな、不思議と楽しかったことしか思い出さないんだよな
主任「いい恋だったんですね」
部長「ああ」
主任「部長にとって最後から何番目の恋ですか」
部長「五番目ぐらいかな」
主任「頑張りますね」

手を握りあって一瞬見つめ合うけれど、すぐに冗談だという風に笑いあうふたり。

つくづく思うけど、主任、めっちゃ声がいい。
声だけでものすごく幅広い感情を出せるよなぁ~

この、部長はもう吹っ切れたんですか、の声がはちゃめちゃに優しくて、じーんとするよ…。

ここもまた、本気の恋に破れたふたりの絆があるね。

バーで飲んでいるマロと蝶子さん。
蝶子さんにネックレスを渡すマロ。

マロ「誕プレっす。もうタメ口でいい?蝶子」
蝶子さん「“蝶子さん”でしょ」

マロの頬っぺたをむにーっとつまむ蝶子さん。

路上ライブをする鉄平兄を、瀬川さんが見守ります。
投げ銭に3万円とクオカードを次々入れるので、鉄平兄が困ってます。

そこに通りかかったちずは、スーツ姿の外国人と腕を組んでラブラブな様子。
お風呂の準備も掃除もしてあるとのことで、どうやら理想の執事をゲットしたようです。

はるたん(こうしてそれぞれの新しい恋が始まっていった)

 

その後のふたり

自宅のリビングでは、転勤に向けて荷造りをしているはるたんの姿。

牧くん「パスポートここ置いておきますんで。えっと、薬とかは全部ここに入ってる」

牧くんが説明をしてるのに、トランクケースに荷物が入らなくて乗っかって強引に閉めようとしているはるたん。

牧くん「聞けよ!」

わーい!
もはや懐かしさすらある、牧くんの対はるたんへの雑な対応だー!

無茶をしたので荷物が溢れかえり、トランクの上から転がり落ちるはるたん。

牧くん「いっぱい詰めすぎなんですよ」
はるたん「じゃあお前やってみ?ぜってえ入んないから」
牧くん「自分でもやる!ほら!これぐらいできないと…」

牧くんがそう言って荷造りを手伝ってくれようとするのに、拗ねて洋服を牧くんに放り投げるはるたん。
1枚、2枚、と投げつけられるたびに不機嫌になった牧くんは、ついに「あ?」とキレてすごい勢いではるたんに衣服を投げ返します。

ここ、牧くんは最初からふざけて服投げ返してるんだねー。
笑っちゃっててかわいい…

服の投げ合いがエスカレートして、ついには牧くんにつかみかかるはるたん。
取っ組み合いになって、牧くんも負けじとはるたんの背中をばしばし叩きます。
ちょ、ちょ、って牧くんから離れるはるたん。
ケンカしてたのに、幸せそうに微笑んでた牧くんに見つめられて戸惑います。

この後!!!!
ネットで物議をかもしたシーンですよ!!!

牧くんが明らかに何か言ってるのに、聞こえない!!!

「いい?」とかそういうニュアンスっぽいけどな~

読唇術の使い手、求む。

 

だいたいはるたんが、ちょ、ちょ、って何か驚いた感じで牧くんから離れたのだって、なにやら怪しいものを感じますぞ?

はるたんは何に驚いたのか?何に気付いて、牧くんから離れたのか?

さすがに?地上波で?下半身事情について?やる?とか思いつつ?

まさかの、巨根でもいいですかの伏線回収か!?と思わざるを得ない、ちょっとした不思議な間があった…。

そこらへんについて考えだすと息も絶え絶えなわけですが、腐り切っていたはずの私の頭にも関わらず、このふたりについてそういう、男同士のラブシーン見せろ~!みたいな下世話な感情がもはやほぼなくなっており、宗教画を鑑賞するかのような尊い気持ちになりつつあるので、このあたりは各々の解釈でいいんじゃないでしょうか…。

まあ、もしも牧くんがじゃれあってるうちに勃っちゃって、それに対しての、ちょ、ちょ、であり、それに対しての「いい?」からのこの流れであったとしたら、もう私たちに残された道はお布施として今すぐDVDBOXを予約することでしょうね!

すると突然、牧くんに引きずり倒されて組み敷かれる体勢に。

はるたん「何だよ、何だよっ!」

じたばた暴れても、お腹の上に股がられて両手も押さえつけられてしまいます。
すごく穏やかな表情で、はるたんを見下ろす牧くん。

牧くん「俺、もう我慢しないって決めたんで」
はるたん「えっ?」

覆いかぶさってきた牧くんにキスされます。

はるたん「んーっ、!」

驚いたのか、しばらくキスをされたままで、そのあと牧くんのことを押しのけて退かせます。

ウワーーーーーーーーーーーーーーー!!!

牧くんが我慢をしなくていい優しい世界だぞーーーーーーーーーーーーーーー!!!

ここのはるたん、キスされて目をつむって、それから目開けるんだけど、びっくりしてまたすぐつむっちゃうのめっちゃくちゃかわいいんだけど…。

なんかこう、牧くんの顔が近すぎてびっくりした感があって、春田のくせにこの野郎~~~~~!!!!

はるたん「マジでやめろよ!」

押しのけられたのに、幸せそうな表情の牧くん。
少し視線を伏せて、はにかんでいます。
そんな牧くんを、何か考えている顔で見つめるはるたん。

ゆっくり起き上がって、今度ははるたんが牧くんを押し倒してのしかかります。

ここ!!
起き上がる時!!!

その一瞬の間に、ヘタレなはるたんから、春田創一(34)の男の顔に変化するのが素晴らしい~~~~!!!

ブラボー!!!!!!

牧春、春牧、どちらの腐女子にも優しく、争いのない世界を用意してくれる公式、最高か…?

腐女子と言う生き物をあまりに理解していて逆に恐ろしいほど…!

もうずっと笑顔の牧くんを、同じように笑顔のはるたんが見下ろします。

はるたん「…んなわけねえだろっつうの」

優しい声でそう言って、はるたんから牧くんに顔を寄せていきます。
キスする寸前で画面が暗転。


ヒエ~~~~~~~~~!!!!!

このあとはふたりだけの世界ってか!!!!!
見せられないよ^^ってか!!!!!

っていうか、牧くんが押し倒した時ははるたん目線のカットがあったのに、はるたんが押し倒した時は牧くん目線のカットがないんじゃ~~~~~!!!!

はるたんの恋する表情は牧くんだけのものやったんや~~~~~~~!!!!

ピエ~~~~~~~~~!!!!

最後のシーン、もうほんと牧くんがずっとずっと柔らかい雰囲気で、幸せそうな顔で…うっうっ

最終話の総評は、別記事でドラマ全体の総評としてまた書きたいと思います。

とりあえずこれだけは言わせてくれ!

 

牧モンペ、大勝利!!!!!!